いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:クラリネット編

演奏したあとは、コルクグリスをきちんと拭き取りましょう

クラリネットを演奏する前には、コルクグリスをジョイント部に塗ってから組み立てるもの。演奏が終わってお手入れをする際には、かならずコルクグリスを拭き取るようにしてください。

というのも、このコルクグリスにはコルクを楽器にはりつけている接着成分を溶解させてしまうという働きがあるからです。そのままの状態にしておくと、そのうちコルク部分が本体から取れてしまうといったトラブルにもつながりかねません。グリスを拭き取る際には、乾いたクロスを使ってください。

いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:オーボエ編

管内にたまった水分をクリーニングスワブで拭き取りましょう

クラリネットの管内には、呼気が通過する際に結露ができ、どうしても水分がたまっていきます。

いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:フルート編

余分な水分がそのまま放置されると、管内の木材にひびや亀裂が入ってしまいますので、必ずクリーニングスワブを通して余分な水分を拭き取ってください。

プロのクラリネット奏者は、シンフォニーなどで自分の出番がないときにこまめにスワブを使っているシーンをよく目にしますが、可能であればそのくらいこまめに水分を拭き取ることが理想です。

いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:ギター編

また、先にご説明したコルクグリスを拭き取る際には、クリーニングスワブは絶対に使わないでください。

いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:サックス編

グリスの付着したスワブで管内をクリーニングすることで、グリスが管内全体に広がり、楽器自体の劣化を促進してしまうことにつながります。

タンポの水分も拭き取って、必要に応じてキイオイルも差しましょう

キイの裏側にあるタンポ(パッド)は、サウンドホールから出てくる湿度をダイレクトに受け止めますので、どうしても余分な水分がたまりがち。そのまま放置しておくとタンポ自身の寿命を縮めることになりますので、クリーニングペーパーを使って余分な水分を拭き取ります。

いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:ベース編

このとき、タンポとサウンドホールの間にペーパーを軽く挟む程度の力加減で十分です。必要以上に力を入れると、メカニズムを壊すことにもなりかねません。

また、キイのメカニズムがぎくしゃくしてきたと感じられたときには、キイ専用のオイルを差してあげてください。オイルを差す際にはメカニズムを傷つけないように細心の注意を払って行います。だいたい、1か月に1回程度のスパンで行うのが適切とされています。

これらのお手入れを行うのに加えて、可能であれば年に1度は専門のリペアマンに点検をしてもらうことで、より長く使い続けることができるようになります。