いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:ピアノ編

まずは、楽器の表面のクリーニングから

アコースティックピアノは真っ黒な鏡面仕上げとなっていますので、どうしてもホコリや汚れ、手垢などが目に付きやすいもの。日常的なお手入れとしては、まず表面のクリーニングから行いましょう。

表面のホコリなどを効率的にとるためには、羊の毛でできた毛ばたきがおすすめ。はたき自体に汚れが目立つようになったら、中性洗剤で手洗いして陰干しすれば、以前と同じような状態に戻ります。手垢や指紋などをクリーニングする際には、専用のクリーンクロスを用意しましょう。

鏡面仕上げの光沢をキープするためには、専用のつや出し剤を使ってください。専用剤であれば、ホコリや手垢などが付きにくい保護成分も含まれていますので、お手入れがより楽になります。鏡面仕上げ以外の木目塗装やサテン塗装などの場合は、ソフトなタッチのクロスを使ってからぶきをする程度で大丈夫です。

演奏をすることでもっとも汚れやすい鍵盤は、専用のクリーナーで

ピアノを演奏する際に汚れるのは、指の触れる鍵盤です。日常的なお手入れとしては、乾いたやわらかい布でからぶきをする程度ですが、もし汚れが目に付くのでしたら、専用の鍵盤用クリーナーを使ってください。アクリルやフェノールなどの合成樹脂が表面に貼り付けられた木製の鍵盤の場合には、専用のクリーナーを使うことで簡単に汚れを落とすことができます。

いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:クラリネット編

ただし、象牙や人口象牙でできた鍵盤の場合には、クリーナーはあまり適していませんので、乾いた布でからぶきをするようにしましょう。

いまからできる!中古楽器のお手入れ方法:フルート編

無理に市販されたアルコールなどを使ってしまうと、鍵盤がひび割れることがありますので、絶対にやめてください。

楽器の置かれた環境にも配慮してください

表面や鍵盤のクリーニングだけでなく、ピアノが置かれている部屋の環境に気を配ることも大切です。ピアノは天然の木材などで作られており、湿度が高すぎたり低すぎたりすると、ひび割れを引き起こすリスクが高まります。また、高い湿度は金属製のパーツが錆びる原因ともなりますので、適切な環境に置いておかなければ長く使うことはできません。

ピアノを置く環境としては、温度が15度から20度程度で、湿度が50パーセントから70パーセントが良いとされています。晴れた日に理想的な環境であっても、梅雨時や雨の日には湿度が上がることもありますので、ピアノ専用の除湿剤や防錆剤を利用したり、除湿器あるいは加湿器などを上手に組み合わせてみてください。